Day.21 世界の車窓から。

  • 2018.03.21 Wednesday
  • 13:27



7/13 曇りのち晴れ 220km
サンタクルーズ〜ピスモビーチ
鉄道150km サリナス〜サンルイスオビスポ





どうやらこの先にあるビックサーという場所の橋が崩壊していて、自転車で通り抜けることができないらしい。数日前から情報収集しているのだけど、どうにもハッキリとしたことは分からない。
ネットで調べてみても日本語の情報なんて全然出てこないし、頑張って英語のページを訳してみても、いまひとつ情報が不正確。というか自分の訳が信用ならん。
分かったのは、前年のハリケーンでビックサーの橋はボロボロに崩壊したことと、クルマの人のために迂回路があること。でもやっかいなことに、その迂回路が完全に自転車拒否タイプのハイウェイだということ。崩壊してる橋の部分をヘリコプターで代替輸送してるよ!っていう情報も出てきたのだけど、そんなものに自転車を載せられるのかが謎だし、できたとしても、とんでもなく高いんだろう。いつもながら自転車乗りのための情報が極端に少なくて困る。
一昨日まで一緒だったクリスとチェイニーは”行った先で考えるぜ”っていうノリだったし、南側から走って来たフィリップさんは灼熱の大地ををめちゃくちゃ遠回りして地獄のような体験をしたらしい。実質的には、ヒッチハイクして高速道路をワープするか、鉄道を使うかの二択に絞られそうだ。
ヒッチハイクは気が重いし、まぁ鉄道が無難かなぁ。と、ゆるい決定を下してから出発。自転車で縦断!と言っておきながら列車に乗ってしまうのは反則な気がしなくもないが、もはや自分のこだわりなどアメリカ大陸の中ではちっぽけなものでしかなく、橋が無いのだから仕方ない。







50kmほど走ったところでサリナス駅に到着。
あまりにも人がいないので少し心配になったが、ヒマそうにしている駅長さんらしきおじさんに案内され無事チケットを購入。自転車旅の日本人が珍しいのか、激しく質問攻めにあう。
アメリカは超クルマ社会なので、鉄道はわりとマイナーな交通手段。一つ隣の駅でも150km離れているし、列車も3,4時間に1本くらいしか来ない。駅員さんも一人しかいない(駅長)。そりゃぁ退屈だよなぁと妙に納得し、しばらく駅長さんと時間を潰す。




どことなく違和感があるのは、線路とホームの高さが同じだからなのかな。



列車到着。







自転車は先頭車両で預かってもらい、その他の荷物は自分で管理する。



















ひたすら写真を撮りまくってしまった。
よく考えてみれば、自転車で走ってる最中はなかなかカメラを構える余裕がなく、いい景色も逃し気味だった。だから、カメラフォルダを見返しても今日の写真だけが異様に多い。





ちなみに、この列車の終着駅はサンディエゴ。つまり僕の旅のゴールでもある。
このまま列車に乗り続けてしまえば自動的にゴールとなるわけだが、そこは気持ちをグッと堪え、しっかり次の駅で降りる。





本来2時間ほどのところ、5時間かかってやっと到着。
特に慌てた様子もないし、アメリカではこれが日常なんだろうなぁ。





駅のあるサンルイスオビスポは何もない町で、ここからキャンプ場の密集しているピスモビーチまで20kmほど自転車で走らなきゃいけない。列車が遅れたことでそろそろ日没も近く、やや焦る。






ピスモビーチ一帯に5件ほどのキャンプ場があるだが、どこをあたっても自転車用の区画を用意してないということだった。
アメリカではキャンプ場といえば基本オートキャンプ。でっかいキャンピングカーでドーンと遊ぶ人たちが大多数なので、貧乏自転車乗りのためのキャンプサイトは少ない。僕も先週ガーバービレで、キャンピングカー用のサイトにムリヤリ泊まったことがある。その時は少し割り引いてもらえて良かったのだけど、本来の料金のままとなると、ムダに高いお金を払って、広大な敷地の中にポツンと一人用テントを張るという悲しい状態になってしまう。特にこのピスモビーチという町はすっかり観光地化されてしまっていて、僕らのような貧乏人が入り込む隙は無いみたいだ。モーテルもいくつかあるが、ハイシーズンなのでどこも値段が高い。
そうこうしてるうちに完全に日が暮れてしまい、本格的にピンチだ。






最後にダメ元で飛び込んだキャンプ場で、なんとか泊まらせてもらえる話になった。しかもけっこう安い料金で。どうやら僕よりも先に自転車乗りの二人組が来たらしく、その二人がキャンピングカー用のサイトを使ってるから空いてるスペースを勝手に使っちゃいなよということだった。
言われた場所に着いてみると、たしかに広いスペースにテントが二つだけ張ってあったので、端っこの場所を少しお邪魔して泊まらせてもらうことにした。もう暗い時間だったし、寝ているところに声をかけるのもアレかなぁと思い、挨拶はせず。


非常食のピーナッツを食べ、気合いで水シャワーを浴びてから就寝。





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